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自分に合った枕選びとは?
わたや館にご来店のお客様の中でも10年以上使用された枕が好きといわれるお客様は案外多いです。
しかしその一方で古い枕が好きなんだけど、肩こりや首がなんだか最近痛いんだよねーともおっしゃいます。
枕は敷布団やマットレスと同じくらい、もしくはそれ以上に睡眠の質に大きく影響する場合があります。
たとえば肩幅の広い男性の方がとても小さいな枕を使用していると、十分な寝返りをすることができませんよね。
また首の高さや頭の高さが誤ったサイズのものを使用すると、肩こりやいびきなど様々な影響を及ぼすともいわれています。
最近話題になった殿様枕症候群についてですが、以下のような内容の研究成果が、国際学術誌「European Stroke Journal」オンライン版に、2024年1月29日に掲載されました。
(国立循環器病研究センター(大阪府吹田市、理事長:大津欣也、略称:国循)脳神経内科の江頭柊平医師、田中智貴医長、猪原匡史部長らのグループが、脳卒中※1の原因の一つである特発性椎骨動脈解離は枕が高いほど発症割合も高く、またより固い枕では関連が顕著であることを立証し、殿様枕症候群(英語名:Shogun pillow syndrome)という新たな疾患概念を提唱しました。)
枕が高いと脳卒中になる? ―特発性椎骨動脈解離と高い枕の関係と、殿様枕症候群の提唱―|プレスリリース|広報活動|国立循環器病研究センター (ncvc.go.jp)
枕にはそれぞれの方に合った高さや硬さがあり、素材や形でも寝心地は大きく変わります。またお好みなどもありますので、簡単にネット通販などで購入せずに、専門店でじっくりセレクトして、枕選びに失敗をしたくないと思っている方も多いですよね。
眠りショップわたや館では調整後の枕をレンタルさせてもらうというサービスを8年前から行っています。
購入時は良いと思っていても、一晩寝てみると素材に失敗したと後悔することのないように、失敗のない寝具選びをしてもらっています。
枕は高さ選びが最も重要だといわれています。
自然な寝姿勢をとるために立ち姿勢と同じような状態で横になれると、とても楽に感じます。
しかしこれは単純にまっすぐ立った時の首の隙間をうめるのだけでは作れません。
人間には重さがあるので、後頭部から首筋、肩口にかけてのS字のカーブをくずさないように寝姿勢を見ながら首と頭のすきまを埋める必要があります。
なかなか自分では見ることができませんので、第三者に見てもらいながら確認すれば、よりフィットしやすくなります。
枕が高すぎると自然な頸椎のカーブが圧迫され崩れることで、首の痛みなどにつながる場合があります。また低すぎる枕も顎が上がり首に負担がかかり、いびきなどの原因にもつながります。
基本的には体の大きさや肩幅の広さを考えると男性はふつうから高めの枕がおすすめですが、個人差があります。
男女問わず肩幅が狭くやせ型の方は低めの枕にすることが多いです。
枕を選ぶときは仰向け寝、横向き寝とわけずに寝返りを打ちやすいものにしてもらうと良いと思います。
また高さのほかに、枕にはサイズがあります。サイズは大きく分けると4通りほどあります。
35×50cmはそば殻枕やパイプ枕など、昔ながらの小ぶりなサイズ感です。寝返りするには少し幅が狭く感じられます。
43×63cmは一番ポピュラーなサイズになります。女性にも男性にもサイズ感的にはフィットしやすくもっとも多くの方に愛用されていることから、枕カバーや枕の種類も豊富です。
43×70cmオーダー枕などのサイズで最もよく使用されています。ゆったりとした寝心地で寝返りもたっぷりと打てることから、眠りの質を考えて使用される枕にはおすすめのサイズになります。
50×70cm ホテルなどで飾られているクッションのようにも使用できるサイズです。
寝返りを打ちやすい枕を使用することで、より心地よい眠りを得られることと考えられます。
慣れ親しんだ枕を手放すことはとても勇気がいることかもしれませんが、捨ててしまうのではなく、お気に入りの枕は少し押し入れにしまっておいて、今の自分に合った枕を探しに来られてみてはどうでしょう?
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眠りショップわたや館
スリープマスター
睡眠環境寝具指導士
鳥居 良美