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近江真綿布団の工場見学に行きました
近江真綿の産地米原では美しい自然の中で育てられたお蚕さんから、美しいシルクの真綿布団を作成しています。
今回はその真綿布団の工場見学に行きました。養蚕から角真綿づくりまで自社工場で一貫して行われています。工場の桑畑で育てた美味しい桑の葉を食べて栄養たっぷりなお蚕さんが育ちます。
真っ白な体のお蚕さんは体の中から2日ほどかけて約1400mから1500mほどのシルク糸を出します。
口から八の字で出して真っ白な繭玉を仕上げていきます。
繭玉を伸ばして手引き真綿の材料となる角真綿をつくります。繭を扱う
職人さんたちは皆さんすべすべと美しい手をされています。
皮膚の主成分と同じタンパク質からできていて、シルク糸は桑を食べたお蚕さんの口から出ているためデコボコとしていて角質ケアもしてくれます。お肌に優しく保湿効果が高いシルクプロテインたっぷりの液体に毎日手をつけているなんて羨ましいですね。
横方向、縦方向と一枚ずつ丁寧にのばして広げたシルク綿を300枚から600枚重ねてシルクのお布団に仕上げていきます。
この途方もなく丁寧な工程を行うため、真綿布団は一日1枚しか仕上げることができないそうです。
完成した真綿布団は表面を軽く固定し、つるして自然乾燥させます。
このように丁寧に作られた真綿布団は私たちの体を守る温度調整と湿度調整に優れたふんわりやわらかな
素晴らしいお布団となり、皆様のもとに届きます。
スリープマスター
睡眠環境寝具指導士
鳥居良美