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高槻市鵜殿ヨシ原についてのお話しです
高槻市鵜殿ヨシ原についてのお話しです。わたくしたちは後4年で100年を迎える寝具店を営む会社ですが、この高槻の地には昔から淀川水辺の生態系、野鳥の宝庫、動物の楽園であるヨシ原が広がっています。
ヨシは水質浄化に役立つ植物のひとつです。水中に溶けているリンや窒素を根から吸収し、茎や地下茎に蓄積するので、水質浄化に役立っています。そのほか貴金属やダイオキシンなどの公害物質などを固定する能力もあります。
さらにヨシ本体に加え、ヨシの表面のバクテリアや貝などの小動物も水質浄化に参加、ヨシ原全体で水質浄化システムを構築しています。
またヨシの地下茎には地上の空気が循環するので、根の先から酸素を泥の中に供給、そこに住むバクテリアを活性化し有害なアンモニアガスを分解、空気中に逃がす脱窒作用も重要です。
これは巨大な水質浄化システムでその費用対効果は計り知れません。
ヨシは地球温暖化の原因とされている二酸化炭素を固定する能力が極めて大きな植物。夏のヨシ原は光合成で盛んに作り出された酸素が大量にあります。
このようにヨシは体内に窒素やリン炭素を固定しているので、ヨシを刈り取り水辺から他の場所に移すことが大切なこと。ヨシ刈りやヨシ製品は鵜殿地域だけでなく地球への貢献も高い植物です。
お店にご来店されるお客様の中でも、ヨシ原にある植物や野鳥の鳴き声を楽しみにしているという方が何人もおられます。
高槻で店舗を営ませていただいている、私どもとしても、このヨシ原の文化を守っていくことに貢献していきたいと考えております。
(鵜殿ヨシ原研究所様冊子より一部文章引用させていただきました。)