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子供の睡眠不足について考えてみました。
最近子供さんの睡眠時間についてご相談をされることが増えています。
10代のお子さんは、夜の塾や、深夜テレビ、携帯電話の多用などで睡眠時間が削られている子供が増えているようです。
就学前の子供さんにおいても睡眠時間の短縮はおこっていて、22時以降に就寝する小児の率は3歳児を例にすると22%(1980年)→36%(1990年)→52%(2000年)と20年間で顕著に増加しています。(日本小児保健協会調べ)
2015年に行われた環境省の大規模調査によると、3歳児の約30%が午後10時以降に就寝し、
約7%は睡眠時間が10時間未満の寝不足状態とされます。
子供の場合睡眠不足は成長の遅れや注意力・集中力の低下などのほか、大きくなってから
生活習慣病になるリスクが高まります。生活習慣病の患者さんでは不眠症が多いことが知られています。
睡眠時無呼吸症候群、むずむず脚症候群、うつ、アトピー性皮膚炎などが主な不眠の原因として挙げられていま
す。(welltokk春号より抜粋)
私が快眠のために心掛けていることは、ほんの少しなのでご参考までにご紹介いたします。
①私が家で過ごす時には17時以降にはリビングの照明をオレンジの優しい間接光で過ごすようにしています。
(夏はもう少し遅い時間から照明をつけます。)
また就寝前の寝室は30ルクス以下が理想とされていますので、ほの暗く何かが見える程度の明るさにしています。
②朝は休日でも一定の時間で起床するように心がけています。
③子供に食欲旺盛の愛称で呼ばれている私は、朝食もしっかりと取ります。
特にトリプトファンが多い食材はおすすめです。(豆腐、納豆、みそ汁、チーズ、牛乳、ヨーグルト、卵、バナナなど。
④愛犬を飼っているので、散歩に行くのですが、距離を少し長くしてウォーキングするように心掛けています。
⑤季節に合わせて気に入った寝具を使用するようにしています。
羽毛布団、ウール毛布、カシミヤ毛布、シルク布団、ムートン、麻敷きパッド、、、、などなど
特にお子様は汗を良くかくので、蒸れて不快に感じるものを使用することは避けてください。
頑張りすぎると、無理は続きませんので、楽しくできることだけをやっています。
睡眠環境寝具指導士
スリープマスター
鳥居 良美