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羽毛布団の羽毛の種類

朝夕が急に冷え込んできて、店頭でも羽毛布団を見に来られるお客様が増えています。

 

羽毛布団の価格の違いは羽毛、側生地、キルトのかけかたによって変わるといわれていますが、

縫製の加工度が少ない羽毛布団の価値は、9割は中身の羽毛でほぼ決まるといわれています。

 

羽毛布団に使われている羽毛は、グースとダックの水鳥の羽毛が使われています。

(もともと水鳥なので、羽毛も実は洗えます。ただ側生地によって洗えないものもありますし、

かさ高いのでご家庭の洗濯機では洗うのは難しいかなと思います。)

ダック(アヒル)よりもグース(カモ)のほうがダウンが大きく、※ダウンボールがしっかりとしているため、グースの羽毛布団のほうが高額なのもが多いです。

ただ一口にグースといっても自然界にあるものなので様々な品質のものが混在しています。

未成熟な羽毛は弾力性がなくふくらみがないので、非常に保温性が低いものになります。

冬の防寒着として使用するなら羽毛布団の中身は1.2キロ以上羽毛を使用していることがのぞましいとされています。

最近は1.1キロの羽毛布団もネットショップや通販番組などで良く見かけます。

マンションなどの気密性が高いお部屋で、寒がりでない方なら良いのかもしれませんが、人によっては

やはり寒く感じられる方もおられます。

寒さの感じ方は個人差があり、体感的なものになりますので、できればお店で現状使っている布団とボリュームを比較してもらうほうが、失敗のない羽毛布団を選んでいただけるのかな?と思います。

 

また羽毛の色は品質には何の関係もありませんが、一般的に羽毛の色はホワイトを好まれる方が多いです。

食肉用に使用された水鳥の副産物として羽毛は羽毛布団に使用されています。

 

ふくらみがあり、弾力性のある、信頼できる羽毛を使用した羽毛布団を、眠りショップわたや館では目利きをして仕入れをしています。

もうすぐ100年を迎える私たちのお店では、お客様が満足される羽毛布団をお渡しできるよう努めております。

 

※ダウンボールとは羽根の軸がなくタンポポの綿毛のような丸い形のものです。

空気を含んで逃がさないためダウンジャケットに代表されるように防寒性に非常に優れた素材です。

スリープマスター・睡眠環境寝具指導士 鳥居 

  • 2020.10.25
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